グラスフェッドバターとは? 一般的なバターとの違いや楽しみ方を解説

グラスフェッドバターとは? 一般的なバターとの違いや楽しみ方を解説

近年、健康志向の高まりとともに「グラスフェッドバター」が注目を集めています。なんとなく体に良さそうなイメージはあっても、「普通のバターと何が違うの?」「どうやって楽しむのが良いのだろう?」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

グラスフェッドバターは、牧草を主食として育った牛のミルクから作られるバターのことで、一般的なバターとは栄養価や風味などが異なります。本記事では、グラスフェッドバターの基本的な知識から、一般的なバターとの違い、そしておすすめの楽しみ方まで詳しく解説します。

記事の後半では、健康や美容に関心が高い方、ケトジェニックな食生活を実践されている方におすすめしたい、こだわりのグラスフェッドバターサンドもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

 

 

グラスフェッドバターとは

グラスフェッドバターとは、その名の通り「牧草(Grass)」を「与えられた(fed)」牛、つまり牧草が主食である牛のミルクから作られたバターのことを指します。

一般的に、飼育効率や費用面の都合上、牧草だけで牛を育てるのは難しいといわれています。そのため、後述するように穀物飼料と牧草を配合した餌を与えることが多いです。

一方で、グラスフェッドバターを作る際は、牛本来の食生活に近い牧草を中心に与えて育てた牛のミルクを用います。これにより、後述する栄養価や風味の違いなどが生まれます。

 

 

グラスフェッドバターと一般的なバターの違いは?

では、グラスフェッドバターと、私たちが普段スーパーなどでよく目にする一般的なバターには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。主に以下の5つのポイントで比較してみましょう。

項目 グラスフェッドバター 一般的なバター
飼育方法の違い 牧草中心の放牧飼育 穀物飼料中心の飼育
価格の違い 一般的に高価 比較的安価
色の違い クリーム色が濃い(黄色っぽい) 薄いクリーム色
味の違い 濃厚でさっぱりしている マイルドでコクがある
栄養価の違い オメガ3脂肪酸やビタミンK2が豊富 一般的な栄養価


・飼育方法の違い

グラスフェッドバターを作る際は、牛を広大な牧草地でのびのびと放牧し、主に牧草を食べさせて育てます。より自然に近い環境で飼育でき、牛へのストレスが少ないのが特徴です。

一方で、一般的なバターを作る際は、牛を主に牛舎で飼育し、牧草に加えてトウモロコシやフスマ、ダイズなどの穀物を配合した飼料を与えることが多いです。

 

・価格の違い

グラスフェッドバターは、一般的なバターよりも高価な傾向にあります。その理由は、牧草のみで牛を育てるためには広大な土地が必要となり、穀物を配合した飼料で育てるよりも時間とコストがかかるためです。

特に日本では、国土の制約から大規模な放牧地を確保することが難しく、国産のグラスフェッドバターは希少です。日本で流通しているグラスフェッドバターの多くは、酪農が盛んなニュージーランドやオーストラリアから輸入されています。

 

・色の違い

グラスフェッドバターの色は、鮮やかな黄色味を帯びているのが特徴です。一般的なバターは、白に近いクリーム色(乳白色)をしています。

この色の違いは、牛が食べる牧草に由来します。牧草にはβ-カロテンという、だいだい色の色素が豊富に含まれているため、グラスフェッドバターは黄色くなるのです。

 

・味の違い

一般的なバターは、濃厚なミルクのコクと風味をイメージするでしょう。しかし、グラスフェッドバターの味はあっさりとしていて、軽い口当たりと爽やかな風味が特徴です。後味にしつこさがなく、素材本来の風味を楽しめます。

決してどちらが良いというわけではなく、好みや用途によって使い分けるのがおすすめです。グラスフェッドバターの軽やかな風味は、料理やお菓子に上品な味わいを加えてくれます。


・栄養価の違い

グラスフェッドバターは、牛が食べた牧草由来の栄養素を豊富に含んでいると考えられています。具体的には、体内で生成できない必須脂肪酸である不飽和脂肪酸(オメガ3脂肪酸や共役リノール酸など)が、一般的なバターよりも多く含まれている傾向があります。

オメガ3脂肪酸や共役リノール酸は体に良い働きをする成分として、健康やダイエットに関心の高い人たちから注目を集めています。これらの栄養素を手軽に摂取できるのは、グラスフェッドバターの大きな魅力といえるでしょう。

またグラスフェッドバターには、牧草由来のβ-カロテンやビタミンE、ビタミンK2、鉄分なども、一般的なバターに比べると多く含まれているといわれています。

 


グラスフェッドバターの楽しみ方

栄養価が高く風味も良いグラスフェッドバターは、さまざまな料理やお菓子作りに活用できます。ここでは、おすすめの楽しみ方をいくつかご紹介します。

・バタートースト

シンプルなバタートーストは、グラスフェッドバターの風味をダイレクトに味わえるおすすめの食べ方です。加熱することでミルクの風味がより引き立ち、香ばしい香りが食欲をそそります。さっぱりとした後味なので、普段はバターを塗ったトーストが少し重たいと感じる方でも、食べやすいと感じるかもしれません。

 

・バターコーヒー

健康志向の方やケトジェニックダイエットを実践している方の間で人気のバターコーヒー。作り方は簡単で、淹れたてのホットコーヒーに無塩のグラスフェッドバターとMCTオイルを加え、ミキサーやブレンダーでしっかりとかき混ぜるだけです。

バターとオイル、コーヒーをしっかり混ぜ合わせることで乳化し、カフェオレのようなクリーミーでリッチな味わいになります。腹持ちが良いことから、ダイエット中の朝食代わりに取り入れる方もいるようです。

なお、MCTオイルとは、ココナッツやパームフルーツに含まれる天然成分「中鎖脂肪酸」のみを取り出したオイルのことです。一般的な油よりも素早くエネルギーになりやすく、体脂肪として蓄積されにくいといわれています。


・オムレツ

いつものオムレツに使うバターをグラスフェッドバターに変えるだけで、ワンランク上の味わいを楽しめます。加熱によって引き立つ豊かなミルクの風味が、卵と絶妙にマッチします。手軽に栄養を取りたい朝食にもぴったりです。

 

・ステーキ

グラスフェッドバターは、ステーキとの相性も抜群です。熱々のステーキの上にグラスフェッドバターを載せると、バターがゆっくりと溶け出し、芳醇な香りがステーキ全体に広がります。

またステーキを焼いた後に残った肉汁とグラスフェッドバターを合わせ、お好みでしょうゆやニンニク、ハーブなどを加えて煮詰めれば、風味が豊かなステーキソースを作ることもできます。

・クッキー

クッキー作りに使うバターをグラスフェッドバターに置き換えるのもおすすめです。一般的なバターで作るよりも、上品であっさりとした、くせのない味わいに仕上がります。素材の風味を生かしたい場合に向いています。

 


NATUVIEWのグラスフェッドバターサンドの特徴

「健康的な食生活を送りながら、おいしいものも楽しみたい」このような思いに応えるのが、ケトフード専門ブランド「NATUVIEW」です。NATUVIEWでは、グラスフェッドバターを贅沢に使用した、こだわりの焼き菓子を提供しています。

ここでは、NATUVIEWの「グラスフェッドバターサンド」の特徴をご紹介します。

 

グラスフェットバターサンドこちら≫



・ニュージーランド産グラスフェッドバターを使用

NATUVIEWのバターサンドには、自然豊かなニュージーランドで、牧草だけを食べて育った牛のミルクから作られたグラスフェッドバターを100%使用しています。放牧された牛から得られる栄養価の高い乳脂肪を含んでおり、豊かな風味やクリーミーな口当たりを存分にお楽しみいただけます。健康を意識される方への贈り物としてもおすすめです。


・植物由来のオイルを使用

NATUVIEWのグラスフェッドバターサンドに使用するオイルは、エキストラバージンオリーブオイルとココナッツオイルの2種類のみに限定しています。

オリーブオイルは、オリーブの果実を搾って作られる植物油です。特にエキストラバージンオリーブオイルは、風味豊かで、抗酸化作用を持つポリフェノールやビタミンEなどを含んでいます。

ココナッツオイルは、ココナッツの果肉から絞ったココナッツミルクに含まれる脂肪分を、遠心分離機などを使って丁寧に取り出したオイルです。バターコーヒーにも使われるMCTオイルを豊富に含んでいます。

NATUVIEWは、使用する原材料一つひとつにこだわり、体に優しいお菓子を作っています。


・低糖質かつグルテンフリー

NATUVIEWのグラスフェッドバターサンドは、おいしさはそのままに、従来のものと比べて糖質を大幅にカット。糖質制限中の方にもおすすめです。

さらに、小麦粉を使用しないグルテンフリーを実現しており、ケトジェニックダイエットに取り組んでいる方、普段からグルテンフリーの食生活を送っている方でも召し上がれます。グラスフェッドバターの豊かな風味と、サクサクとしたクッキーの絶妙なハーモニーをお楽しみください。

 

 

 

グラスフェッドバターに関してよくある質問

最後に、グラスフェッドバターに関してよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。


・グラスフェッドバターの主な原産地は?

グラスフェッドバターは、主にニュージーランドやオーストラリアなど、広大な土地で放牧が盛んな国々で生産されています。特にニュージーランドは「酪農王国」とも呼ばれており、国全体でグラスフェッドに取り組んでいるのが特徴です。ニュージーランドは乳製品の国内消費量が比較的少なく、多くが輸出されています。

日本でも一部、放牧による酪農が行われていますが、土地の確保が難しいため、国産のグラスフェッドバターは非常に希少です。



・グラスフェッドバターの保存方法は?

基本的に一般的なバターと同様に、冷蔵保存または冷凍保存が可能です。長期間保存したい場合は、使いやすい量に小分けにしてラップで包み、さらにジッパー付き保存袋などに入れて冷凍保存すると良いでしょう。冷凍したバターを炒め物などの加熱調理に使う場合は、解凍せずにそのままフライパンに入れることができます。なお、開封後は酸化が進みやすいため、賞味期限にかかわらず早めに使い切りましょう。

 

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